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出口を探す激しくて熱いエネルギー Lachesis.ラケシス 


Jeremy SherrのDynamisコースで、わたしたちを命たらしめているものはヴァイタルフォース(Vital Force)でありそのエネルギーは螺旋を描く光である、と教えられました。


太陽系は宇宙の中で螺旋を描きながら高速で移動している。



その中で小さな私たちもまた螺旋を描 くエネルギーに生かされていています。

地球では螺旋を描く命の証明を沢山見つけることができますね。










綺麗だなぁ・・。


そして、ヨーガの人体のエネルギーの流れを描いた図に描かれているのはヘビ。



そのエネルギーのことをクンダリニーと呼びますが

「クンダリニーとはサンスクリットで「螺旋を有するもの」」(Wikipedia)。

または「トグロを巻いている雌の蛇」の意味である(コトバンク)。

ヨーガを実践していると、尾てい骨から頭頂に向かって螺旋を描いて登っていくエネルギーをしっかりと感じるようになるだろうな。

昔の人はそれを絵にしたんだろうなぁ。



生命力を表現するモチーフが蛇であり、

そしてホメオパシーの蛇毒のレメディLachesisが

「エネルギーの流れの狭窄感を感じている人」に良いのは

面白い一致だなぁと思います。


この毒蛇ブッシュマスターのレメディ、ラケシスが合う人は

「エネルギーの放出を必要としている人」です。

それがうまくいかなくて詰まってる感覚を感じてる人。

まるで流れを止められてパンパンになったホースのような、出口を激しく探すエネルギー。


ラケシスの有名な症状に生理前の悪化、血が流れ出すと楽になる、というのがあります。

出す前がしんどい。出すと楽になる。


それは心も同じで、頭の回転が早くて話したいことでいっぱいになるから

おしゃべりが止まらない。話題がコロコロ変わって話し続けます。その話し方も、内容もウィットに富んで面白いので聴いてる人もついつい引き込まれてしまう。「毒舌」という表現は、まさに毒蛇のラケシスさんにピッタリ。カリスマがあり言葉で人に感動を与え心を動かします。


魅力的でチャーミングな人が多いと言われています。

蛇って怖いけど同時に人を惹きつける何かを持っている神秘的な存在です。

神様の使いだったりするし。

何か、大事なメッセージを運んできてくれるような雰囲気。

そんな印象を抱かせる毒蛇のレメディが合う人は、

やはりどこか人を惹きつける何かを持っている人のようです。


でもずっっと昔から人に怖がられて虐められてきた存在だからか、その暗さや卑屈さも抱えているのがヘビのレメディに共通する特徴。

地を這いながら隠れて生きる。

無闇に殺されたりしてきたんだろうな・・それがもうDNAのレベルで刷り込まれているような。

そして嫉妬深さ。蛇のしつこさと陰湿さ。



「私は皆に嫌われている」という思い込みが心のどこかにある。

迫害される、虐められている、と言う感覚を持ちやすい。

そして家族間の問題を抱えている人が多いのもヘビレメディの特徴。虐待の過去とか。


魅了するのが得意なのにベースにあるのは

「私のこと嫌ってるんでしょ?」という疑いの気持ち。

疑う。騙す。

生き抜くためにはずる賢さが必要だと思う。


蛇は獲物を締め殺す。

そしてこのレメディは締め付けを嫌います。

きつい服が苦手。ベルトが嫌い。

首周りの圧迫を嫌うのは、蛇が首を掴まれたら動きが取れなくなる様子を

連想させますね。

タートルネックが嫌い。スカーフを巻くのが嫌い。胸元の開いた服が好き。


左側に症状が出るのが特徴です。

アーユルベーダでは左側は女性的な活動を司ると考えられていて、この女性的なレメディの

ラケシスが左にばかり症状が出るというのも面白い。


ちなみに右側の症状で有名なLycopodiumは男性的なレメディです。

論理的で仕事脳な人。


更年期症状のレメディとしてとても有名です。




私自身更年期を経験して、昔は寒がりだったのにとても暑がりな体質に変化したことに自分自身驚いています。タートルネックは暑くて着たくないし、締め付ける服も大嫌いになりました。昔は気にしたことなかったのに。浮腫んでるだけかもしれないし暑いからかもしれないけど、理由はともかく更年期って本当にラケシス状態になります。


でも私は左に症状が出ないし、ラケシス試したこともありませんが全然効かなかった。

やはり部分的に合っていても全体像が合っていないとレメディは効きません。

ラケシスってちょっとセクシーなイメージがあるから、合ったら嬉しかったんだけどな・・。



WHOのマークに杖に巻き付くヘビの絵が採用されていたり、医療のマークに何かと使われているのも蛇。これはギリシャ神話に由来するもので、アスクレピオスという治療の神様があまりにも人間を治療し、生き返らせてしまうので人間が不滅になってしまうことを恐れた神ハデスがゼウスに訴えた結果ゼウスが雷でアスクレピオスを殺した、というお話があります。このアスクレピオスの持っていた杖に蛇が巻き付いてその杖自体が信仰の対象になった。


蛇毒は血液に入ると毒になるけど、飲む分には消化器を通過するので問題ない。むしろ薬になるとして、毒蛇をお酒につけたハブ酒が珍重されているのは日本でも馴染み深いです。

飲んだ夜は目が冴えてしまって全然眠れなかった、という話を聞いたことがあります。神経が昂るのか、血液の循環が良くなるのか。はたまた両方か。とにかく効き目はなかなかのようです。




その毒で人も殺すけど時に薬にもなる。

そして生命力そのものを体現したかのような姿をもつ蛇。

その姿は怖いけど同時に神秘的で魅力的です。

そんなラケシスのレメディのお話でした。


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