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引っ込み思案の恥ずかしがり屋 Ambra Grisea アンブラグリシア Ambr.

更新日:2021年9月29日





龍涎香(アンバーグリス)

とってもとっても高価な香水の原料。

有名なシャネル№5にも入っているそうです。

実はこの龍涎香の正体はマッコウクジラのウンチ

と聞いたらびっくりされるでしょうか。




正確に言うとただのウンチではないのだけど・・・

マッコウクジラの腸内盲腸付近にできた、結石のようになった分泌物の塊です。


昔は捕鯨の際、または、打ち揚げられたクジラの遺体から

採取することが多かったけど(今は商業捕鯨は禁止されています。)


今発見されるものの中では

非常に稀ですが

泳いでるクジラの体内から排出されたものが漂流した末

海辺に打ち上げられてるのをひょっこり見つける、なんてことがあるみたい。


それをひょっこり発見した人は、大きさによっては

500万?1000万?2000万??の大金をゲット!なんですって。



めっちゃ臭いらしいし、一見ただの石のようにも見えるので

それがお宝であることに気づく人は多くないだろうなぁと思います。



長い間漂流した、黄色いものが最高級品で、

写真のようにグレーっぽいもの、緑、黒、などがあります。

腸内から直接取り出した黒いものは品質が劣るそうです。


香水を作るのに、少しだけ排泄物臭や獣臭を混ぜるそうです。

人間がいい匂いって感じるには、

そういった生身の人間とは切り離せない(臭い)エッセンスが必要ってことでしょうか。

なので、このクジラの排泄物から作られる香料に

人々が魅了され続けているのも分かる気がします。



ちなみに何故「龍の涎のお香」という名前がついたのかというと


昔の人は春になると龍が西の方で交尾をし、その時の涎が海に滴り落ちて

固まったものが龍涎香になったのだと考えられていたから。


クジラの腸管からとれるものだと分かったのは、17~18世紀になってからだそうで

それまでは龍の言い伝えが信じられていたのですね。


さて、そんな逸話があり、とても貴重で、

原材料は臭いのに魅惑的な香水の原料となる龍涎香。


漢方や媚薬としても珍重されていたり、預言者として有名なあのノストラダムスは

これを用いて万能香油を作っていたとか。


そんな龍涎香のレメディーって、一体どんなものなのでしょうか。




私は実は、このアンブラグリシアに対して

ひと際強い思い入れがあります。


というのは、私は今から18年位前

妊娠前→妊娠中→出産後、の期間

ホメオパシーのセッションを受けていました。


その妊娠期間中にみたクジラの親子の夢を今でも鮮明に覚えているのです。

その夢の中の空の色や一緒に居た人達。


そして穏やかでリラックスした雰囲気。


その私達の船の下を、クジラの親子が悠然と泳いでいて、

その親子を私達は楽しい気持ちで眺めている、という夢でした。



今でも、その時の夢を全部ありありと「体験」として覚えています。


その時は、ただ、不思議な夢を見たな、という印象でした。


それから十年ほど経って息子は小学生になり。


息子は小さい頃食物アレルギーがあって(今はないです)

極度の引っ込み思案な子供でした。


彼のレメディーを探す際

いくつか候補が挙がった中で決め手となったのは

妊娠中に母親である私が見たクジラの夢でした。


そして実際このレメディーはその時の彼にとてもよく合ったのです。


レメディー探しって面白いなーと思った体験でした。

さて、アンブラさんは、どんなレメディーかというと。

正体はウンチ、でも、大変貴重な扱いを受けているし実際魅惑的な芳香を放つという

現物質の特徴が、そのままその人の性格を現しているかのようです。


極端な恥ずかしがり屋。

自信のなさ。

まるで、本当は自分はウンチであることがばれないかとびくびくしているような。


排泄物って、自分の存在を恥ずかしいって思ってるんじゃないかな?

人前に出るなんて、とんでもない、って。


あぁ、存在してすみません、みたいな、自信のなさ。

あ、そんなに近寄られたら、臭いのバレます、みたいな。


だから、人前で何かすることが嫌い。

見られることが大嫌いで、大嫌いなあまり具合が悪くなってしまうような人。


内気で繊細。

そして、赤面症の人。


でも、同時に、大変高価な香料の原料として、

人々から珍重されてきた長い歴史もある。

そして、一人悠然と海を潜っていく孤高なマッコウクジラの纏う雰囲気。

自信のなさと同時になんとなくそんな雰囲気が漂う人かもしれません。


そして、クジラのように音に非常に敏感。

(クジラは私たち人間が感知できる7倍の周波数の音を感知すると言われています。)

音楽で気分が悲しくなってしまったりします。





余談ですが、クジラの耳垢からそのクジラが生涯いつの時代に強いストレスにさらされたかがわかる

という研究結果があります。


樹木の年輪のように溜まっていく耳垢を、コルチゾールなどのホルモンの濃度を調べることに

よると分かるそうです。


それによると、

捕鯨が盛んだった時期、第二次世界大戦時、

そして近年の温暖化との相関関係が分かったそうです。




捕鯨はもちろん、戦争時の爆弾や飛行機の音は、

音に敏感なクジラにとって苦痛でしかなかったでしょうね。


そして特徴的なのは

繊細過ぎて人が居るところではトイレに行くことができないこと。


入院中に看護師さんに排便の介助をされると、ひっこんでしまう。


キャンプや寮生活だと便秘になってしまう。


欲求そのものが無くなってしまうから本人には自覚がないかもしれません。

一人になると、やっとトイレに行きたくなる人です。

敏感さんらしく、神経系の問題。

興奮してなかなか寝付けない人。

ちょっとした物音で眠気が消えてしまう人。


その敏感さが循環器や呼吸器系の症状を引き起こすことも。


その他は女性生殖器系では不正出血や外陰部の炎症。

このタイプは思春期の女の子に多いと言われていますが

体力の落ちたお年寄りにもよく使われます。


っていうのは一般的な話で、

うちの息子のように男の子でも合う場合もあります。 なので決めつけは良くありません。


そして

もう今の息子に合うレメディーは

アンブラグリシアではありません。


その人に合うレメディーは

人生の様々なステージにおいてその時々変わります。

なので、

不調を感じた時はホメオパスに診てもらって

レメディーを選んでもらう。


っていうのが、当たり前の世の中になったらよいなぁと思っています(=^・^=)



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