乙女ちゃんが2023年10月4日の朝に虹の橋を渡りました。
書こうとすると泣いてしまって・・
なかなか書けずにいましたが半年近くが経ってようやく落ち着いて記事が書けそうです。
乙女をホメオパシーでサポートしながら、
ホメオパシーって本当にいいなと実感した一年と5ヶ月の介護生活でした。
乙女は認知症以外の病理がなかったのでケアしやすかったとも言えますが
徘徊が止まらなかった時、
人間でいうせん妄?興奮?状態の時、
お腹を壊した時、
膀胱炎になった時、
足が動かなくなった時、等々
体調不良の折にはレメディでケアをしながら見守りました。
深刻な状態の時は病院に駆け込んだと思うのですが、
幸いなことにそういった状態になることはほぼありませんでした。
人間も動物も、ホメオパシーのレメディの与え方は決まりがあってないようなものです。
基本的な考え方は、レメディはあくまで毒の波動なので、必要最低限にとどめること。
様子を見ながら調節します。
この加減が難しくて経験がないと不安になると思うので、ホメオパスと連絡をとりながら進めていくのが良いと思います。
調子が上向いてきたら基本はストップ。それ以上余計な刺激を与える必要はありません。
一時悪化した場合(乙女の場合は落ち着きがなくなって眠れなくなる、など)もストップ。この場合は刺激でぐらぐらっとなった状態なので、自然に落ち着くのを待ちましょう。
このように、ホメオパシーの処方は観察がとても大事になってきます。
私の元夫はホメオパシーに関して何も勉強していませんが、乙女の介護を通してレメディの選び方や回数の調節がとても上手になっていました。実践してこそですね。
亡くなる10日前くらいからお通じが悪くなって、吐いていました。
レメディを与えても良くなりませんでした。
病院に連れて行って摘便をしてもらいましたが、年をとっているのでそれ以上は何もできることはないとのことでした。
調べると摘便も繰り返すと体力を奪われ弱っていくとあり
この状態が長く続くとかわいそうだなと思っていた矢先に、突然お別れがやってきたのでした。
乙女の旅立ちは不思議で印象的なものでした。
10月4日、前日から食欲は落ちていましたがまだいつも通りの朝でした。
元夫が自宅を出て私の家に着くまでは少し元気がないなーと思うもののお迎えが近いなんて思わなかったそうです。
私の家のドアを開けた瞬間から下顎呼吸が始まって、急にその時が近いと覚悟したそうで。
そして、私が抱っこした瞬間に乙女は旅立ってしまいました。
その瞬間は一瞬だったけどとても長く感じました。
乙女の呼吸が止まるのと同時にお花が咲きこぼれるイメージが私の頭の中でわーっと広がりました。
その時乙女は満面の笑顔でした。
猫が笑うなんてウソみたいだけど、本当ににこーって笑ってたんです。
光に包まれていました。
乙女ちゃん笑ってる、笑ってる、って元夫が泣きながら言っていて。
ほんの数秒だったのだろうけど時間が止まっていたような、
ものすごく悲しいのにものすごく綺麗で。
光が部屋に満ちていて。
この世のものとは思えない、不思議な不思議な一瞬でした。
ああ、いってしまった。
いつかくると分かっていたけど、本当にいってしまった。
涙が後から後からたくさん溢れ出ました。
乙女ちゃんありがとう、ありがとう、うちの子になってくれてありがとう。
感謝は伝えても伝えきれなくて。
たくさんたくさん泣きました。
そして、その日以来不思議なことに黄色いお花、特にひまわりのイメージが私の頭から離れなくなりました。
ひまわりを買いに行かなくちゃ。
なんでか分からないけど、絶対ひまわりしかない!って。
お葬式の時はひまわりを乙女に供えて。
そしてそれ以降毎日お仏壇にひまわりを飾りました。
真冬は流石に見つかりませんでしたので
代わりに黄色いガーベラやチューリップを飾っていました。
乙女が生きている時に「乙女=ひまわり」のイメージなんて全くなかったのに、亡くなる瞬間からこのイメージが頭から離れないのはとても不思議でした。
この後、ご縁があってアニマルコミュニケーション(AC)のセッションを受けることになるのですが、
このACの方とひまわりのイメージを共有していた事にとても驚きました。
乙女はひまわり畑でぴょんぴょん飛び跳ねていたそうです。
ひまわりのイメージはこの黄色いお花から元気を受け取ってほしい、という乙女ちゃんから私たちへのメッセージでした。
気になって仕方がないことが誰かのメッセージであることがあるんだなぁ。
きっと今までも気がつかないうちに誰かのメッセージを受け取って実行してたのかもしれない。そして、私だけでなく世の中のたくさんの人が亡くなった方のメッセージを知らず知らずのうちに受け取ってるんだろうなとも思いました。
ホメオパシーは命を応援するものです。
約一年半、少しずつ弱っていく乙女の命の流れを尊重しながら寄り添うことができたと思っています。
認知症の無感情の状態から感情を取り戻していく過程は本当に嬉しかったです。
乙女ちゃん
毎日ご飯をもりもり食べてくれました。
寝たきりになっても毎日うんちを出してくれました。
そして、あんなに健やかで晴れやかな旅立ちを見せてくれました。
本当に本当にありがとうね。
改めて、ホメオパシーを知ってもらうための活動をもっとがんばろう、と思いました。
ホメオパシーは人間だけでなく、動物にとってもとても良いものです。
知られていないのは勿体無いと本当に思います。
もう春ですね。
先日一足早いひまわりをお花屋さんで見つけました。
乙女からのエールを受け取って元気にやっていきたいです。
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